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中学受験をあきらめるのはいつがベスト?

学習/勉強

 

 

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子供に中学受験の勉強をさせてみたものの、思うように成績が上がらない…

成績が上がらないからか、子供の受験に対するモチベーションも下がってしまって…

 

中学受験を始めてから、悩みも不安もなく試験当日を迎える子供やご両親は少なくありません。

 

・どの塾に入ればいいの?

・子供にとって今の勉強方法は合っているの?

・子供に合った志望校どのように決めればいいの?

・子供のモチベーションを保つにはどうしたらいいの?

  

そうしたさまざまな疑問や悩みをもちながら受験勉強を続けていると、「もし、中学受験に失敗したら…」、「子供に挫折を経験させたくない…」などの理由で、受験をあきらめさせた方が子供のためなのかも? と考えるお母さんやお父さんもいるかもしれません。

 

もし、受験をあきらめるとしたら、「いつ」がよいのでしょうか?

受験をあきらめる前にそれぞれの中学校の特徴を知りましょう

中学受験をする場合、どのような中学校を目指すのかによって、勉強方法も変わります。そのため、あきらめる前にそれぞれの中学校の特徴を知っておきましょう。

 

まず、受験をして入学する中学校を大きく2つに分けてみます。

 

・私立

・公立(国立及び中高一貫の中等教育学校)

  

私立中学校

中学受験というと、ふつうぱっと思いつくのが「私立」の中学校です。

 

大学受験を目指す中高一貫校

私立の学校は中高一貫の教育を行うことで、生徒がスムーズに大学受験へと進めるカリキュラムを採用しています。

・高校受験をスキップできる(受験の必要がない)

・高い大学進学率

などのメリットが人気です。

 

私立大学の付属中学校

慶応義塾や早稲田、明治大学などの私立大学付属中学校は、内部進学という形で成績順に大学へ進学できるため、大学受験の必要がないというメリットがあり、保護者に人気の学校です。

・付属中学校に入れば、中学から大学まで受験がない

 

公立中学校

10年程前までは、中学受験と言えば、私立の中高一貫校か国立大学付属中学校を受験することを指していました。

 

ところが、1999年から公立の中高一貫校が次々と開校され、私立に較べて学費が安いことからより多くの家庭の子供が進学できるようになり、中学受験の選択肢は増えてきています。

 

国立大学付属中学校

私立中学校に較べて学費(授業料は無料ですが諸費用がかかります)が安いこと、また、首都圏内では中学受験の最難関校と言われる筑波大学付属駒場中学校などは東大合格者数において高い実績があることから、国立大学付属中学校は全般的に人気があります。

 

公立の中高一貫校

6年間の中高一貫教育で学力を伸ばすことを目的としている学校です。公立であることため学費(授業料は無料ですが諸費用がかかります)も安く、また、近年は難関大学への合格率が上昇したことを背景にますます人気が高まっています。

 

中学受験をあきらめる前に知っておくべき大切なこと

それぞれの中学校の特徴について知ることともうひとつ、あきらめる前に知っておくべき大切なことがあります。

 

それは、中学受験の問題は難しい、ということです。

 

中学受験の問題は難しい

中学・高校・大学受験のなかで、文部科学省の学習指導要領の内容から試験範囲が逸脱しているのは、私立中学と国立大学付属中学校の試験問題だけです。

 

そのため、小学校のテストで満点をとっているような子供でも、中学受験用の勉強をしていないとしたら、難関中学校の問題を解くことはできません。

 

受験勉強を始めたばかりであれば、あきらめるのはまだ早い

小学校の授業とはかけ離れた勉強をするため、受験勉強を始めたばかりの頃に子供が大なり小なり挫折を味わうことは珍しいことではないのです。

 

ただこの場合、中学受験の勉強が難しいことを子供が受け止めて、

 

・地道に勉強に取り組む

・勉強へのモチベーションが下がっていない

・勉強する中で得意な科目を1つでも見つけられた

 

  のであれば、あきらめずに続けることが大切です。

 

中学受験は挫折をしてからが、本当のスタートだと言えます。

私立中学校受験は、勉強の中で小さな挫折を味わってからがスタート - できごと、

 

中学受験をあきらめる理由を整理する

中学受験をあきらめるとしたら、さまざまな理由があるはずです。もちろん、その理由はそれぞれの家庭によって異なります。どのような理由で「あきらめる」のかを整理しておけば、志望校を変えるだけで問題が解決したということもあるのです。まずは理由を整理してみましょう。

 

1. 学費や学習塾代などの金銭的な問題

2. 家族のなかで中学受験について意見がわかれているなど家庭の問題

3. 子供の成績などの学習面の問題

 

金銭的な問題

金銭的な問題を考える場合、どの費用が払えないのかをわけて考えてみましょう。

 

1. 中高一貫の6年分の学費が払えない

2. 受験勉強に関わる学習塾代その他が払えない

3. 子供一人分しか費用が払えないので、兄弟、姉妹の間で不公平が出てしまう…

 

学費が払えない

まず、志望校を私立から国立大学付属中学、あるいは中高一貫の公立校へと費用負担の少ない中学校へ変えてみましょう。

 

学習塾代その他が払えない

学習塾代や模擬試験費用など、中学受験をするだけでお金はかかってしまいます。先に書きましたが、中学受験の問題は特殊です。「小学校の授業の延長」ではないため、たとえ塾に通わなかったとしても市販のテキストを購入するなど自主学習は必要になります。

 

また、公立の中高一貫校に関しては私立とは異なり、小学校の授業を大きく逸脱した「知識」や問題の「解法」を問われることはありません。そのため、公立中高一貫校へ志望校を変更することも視野に入れてみましょう。

 

子供一人分の費用しか払えない…

中学受験をする上で、どうしても学費や学習塾代はかかります。もし、子供一人分しか費用が払えそうにないとわかった時点で早めに専門のFP(ファイナンシャルプランナー)に家計の相談をしましょう。

ファイナンシャル・プランナー(FP)とは | 日本FP協会

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家庭の問題

家庭の問題でもっとも多いのは、お父さんとお母さんの意見がわかれることです。

 

お父さん:中学受験なんて、必要ない。

お母さん:中高一貫校で大学受験に備えたい。

 大切なことは、子供の気持ちと中学受験をして入学する学校への知識を深めることです。

 

中学受験を否定するような考え方をもっていたとしても、それぞれの学校の教育方針や理念に触れることで共感を得られることもあります。

 

中学受験は、子供の学力だけではなく家族全体のバックアップが必要不可欠です。子供の気持ちになれば、「お父さんが反対しているのに一所懸命に勉強するのも何だかな…」とモチベーションも下がってしまいます。そのため、家族の間で意見がまとまっていないと志望校へ合格する確率も低くなるのです。

 

学習面の問題

中学受験でもっとも悩むことは子供の学習面です。

 

・成績が上がらない…

・子供のモチベーションが下がっている…

・志望校に向けて成績が足りない…

  

成績を上げるために欠かせないことはいくつかあります。優先順位をつけるとするなら以下になります。

 

1. 子供の精神的な成熟

2. 塾や友だちなど周りの環境

3. 志望校に対するモチベーション

 

子供の精神的な成熟 

学習成績を左右するもっとも大きな要素は「子供の精神的な成熟」です。中学受験において子供たちは初めて他の子供たちと自分との「差」を良くも悪くも感じます。それらをきちんと前向きに受け止められること、つまりは「客観的」に自分自身のことを捉えるためにはどうしても精神的な成熟が必要なのです。

子供の国語の勉強方法がわからない? 国語力って何なのだろう? - できごと、

 

周りの環境

子供はさまざまなことに対する吸収力と環境への順応力が高く、周りの環境に左右されます。そのため、学習面で塾の先生や友だちからたくさんの刺激を受けるのです。もし、周りの環境によって学習面に不満があるのなら、子供の気持ちを聞いてから早めに環境を変える必要があります。

 

志望校へのモチベーション

志望校に対して子供のモチベーションが保てないのであれば、志望校の変更が必要になります。このときに気をつけなければいけないのは、より偏差値の低い学校に変えるということではなく、例えば、

 

私立→国立大学付属→公立中高一貫校

 

など、偏差値ではなく学校のカテゴリーを変えることで、子供にとっても「あ! この学校はどこか雰囲気が違っていいな!」と感じることができるのです。

 

中学受験をあきらめるのは「いつ」なのか?

中学受験をあきらめるとしたら、どのような中学校を志望するのかによって「いつ」なのかが変わります。

  

私立・国立大学付属の難関校 → 小学校6年生の春

私立・国立大学付属の上位中堅校 → 小学校6年生の秋

公立中高一貫校 → あきらめない

  

私立・国立大学付属の難関校

私立・国立大学付属の難関校に関しては、試験問題が特殊です。大手の進学塾(SAPIXや四谷大塚など)では難関校を受験するためのカリキュラムとして、6年生の春までに試験に出題される範囲についてひととおりの勉強が終わるようになっています。その後に1年間をかけて、それぞれの志望校に向けての対策を行います。

 

塾に頼らずに家庭学習だけで難関校に合格するのは、厳しい道のりです。お父さんやお母さん自身に中学受験の専門的な知識がなければ、家庭学習もなかなか効果を発揮できないので、6年生の春に難関校の受験を続けるのかどうか、一度考えてみましょう。

 

私立・国立大学付属の上位中堅校

 上位中堅校は、難関校に較べて出題の傾向が偏っていることは少なく、どちらかと言えばオーソドックスな試験問題になっています。とは言え、志望校によってどの科目を強化すればよいか、どのような問題を重点的に勉強するのかはそれぞれ対策が必要です。

 

そのため、6年生の秋までにはどの中学校を志望校にするのかを考えなければいけません。もしこの時点で子供の成績的があきらかに足りないのであれば、中学受験についてどうするのかも含めて判断をする必要があります。

 

公立中学一貫校

結論を先に言えば、公立中学一貫校はあきらめてはいけません。その理由はたったひとつーー

 

試験において、あきらかに偏った特殊な問題が出題されないから

 

市販されている公立中学一貫校の過去の問題集を見てみればわかりますが、私立や国立大学付属の試験問題と較べて「知識」や「特殊な解法」を必要とする問題が多くはありません。

 

もちろん、公立中高一貫校の出題形式に合わせて勉強をする塾もありますが、家庭学習でも十分に間に合う出題内容になっています。そのため、あきらめずに着実に勉強をすることが大切です。

 

ただ、特殊な勉強が必要ないだけに、合格倍率がかなり高くなるのがネックです。とは言え、受かるかどうかは試験を受けてみなくてはわかりませんし、教育費も私立などを受験するのに較べてかなり抑えられるというメリットがあるので、あきらめないための選択肢のひとつとして考えてみましょう。

 

まとめ

中学校受験もここ20年ほどで、どのような中学校に進学するかの選択肢が増えました。とくに公立中高一貫校の存在は、これまで私立・国立大学付属中学校に興味がなかったお母さんやお父さんにとって中学受験を考えるひとつのきっかけになっていると言えます。

 

特殊な試験勉強をしなくても合格する可能性のある公立中高一貫校は、「中学受験をあきらめない」ためのセーフティネットのような役割を担っています。

 

もちろん、その子供に合った学校を選ぶことが1番なのですが、選択肢の幅が広がったことは中学受験をあきらめなくてもよい、という環境が整ってきていることを表しています。

 

あなたにとって、中学受験が実りあるものになりますようにーー

 

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