女性向けマネーセミナーに参加する「おひとりさま」の同級生から、事前に相談を受けました
今後の家計のことが心配だから、「女性のためのマネーセミナー」に参加したい!
だけど、何か勧誘されたらイヤだな…
中学・高校の同級生からLINEでそのような相談を受けました。
彼女が参加するマネーセミナーは、「お金の貯め方・殖やし方」がメインのテーマになっていて、そこに無料のサービスがついているところが気に入ったとのこと。
無料サービスは2つあってーー
1 ファイナンシャルプランナーとの個別の相談が受けられる
2 スイーツと飲み物が食べられる
とのこと。
これらのことを聞いたときに、彼女が心配している「勧誘」をその場で受けるかは分からないけれど、少なくともファイナンシャルプランナーによる「マネーセミナー」ということは、専門家の人から保険の見直しや住宅ローンの借り換え、投資についての話を聞けるよ、と答えました。
これからマネーセミナーに参加しようと思っているけれど、ものを売りつけられたり、強引に「投資」を勧められるのではないかと不安に感じている女性はどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
マネーセミナーのトピックスになるもの
マネーセミナーに参加する女性は「お金」についての悩みをもっています。
どんな悩みがあるのかを考えれば、それを解決するためのセミナーで話される内容もわかるはずです。
将来のお金のことが心配…教育資金や老後資金はどうすればいいの?
働いている女性も、専業主婦の方も抱える悩みが子どもの教育資金と老後の生活資金です。
インターネットで調べれば、教育資金や老後の生活資金にどれくらいのお金が必要なのかをさまざまなサイトで見ることもできます。
そうした「金額」を見ると、「こんなに貯められない…」と不安になる女性も多いのではないでしょうか。
マネーセミナーでは、このような不安に対して、現在の家計をスリム化すること、そして、お金を積極的に殖やすことをテーマに話をするでしょう。
資産を運用するとか、投資って怖いイメージがある…
マイナス金利が始まって、預貯金の金利を考えても金融関係者の多くが「資産運用」あるいは「投資」をすすめます。
「でも、投資って損をしそうだし怖い…」という女性に向けて、ファイナンシャルプランナーが上手にリスクを分散して「お金を殖やす」方法をやさしく教えてくれるでしょう。
お金が貯まらないから、将来のことが不安
病気やケガで入院した時に必要となるお金も、預貯金などが貯まっていないと不安ですよね。
このように、緊急時に備えるという意味でもすぐに使えるお金をどこかで貯めておくことは大切です。
「なかなか貯金ができない…」と悩む女性に、ファイナンシャルプランナーは現在の家計の見直しをするための節約術を紹介するでしょう。
セミナーでのアドバイスは大きく分けて二つ
マネーセミナーでファイナンシャルプランナーの人が話す内容は大きく分けて二つです。
1 家計(支出)の見直し
2 資産運用や投資に関するもの
これら2つの話をして、さらに参加者の希望があれば個別にファイナンシャルプランナーとの相談へと進みます。
家計の見直しにせよ、資産運用にせよ、参加者それぞれのライフスタイルや家族構成、収入などによって具体的なアドバイスの方法も変わるので、専門家に相談をするのはよい機会だと思います。
相談をした時にススメられるものとは?
マネーセミナーは「お金のことで不安がある」女性を集めるためのものです。
無料で人を集めたとしたら、当然、その先にあるのは集めた人から「収益」を得ることです。
それでは、マネーセミナーで収益を上げることができる商品とはどのようなものがあるのでしょうか?
保険の見直し
家計の見直しのひとつとして、今入っている保険をスリムにすることで、無駄な支出を減らす方法があります。
例えば、死亡の保障など、その保障額が大きすぎないかを見ることで、もし必要以上に保険に入っているようであれば、より保険料を安くするためのアドバイスをしてくれるでしょう。
ファイナンシャルプランナーのなかには、保険会社と代理店契約を結んでいて、保険を販売することで手数料をもらえる人もいます。
そのような場合には、保険の見直しという商品がついてくることになります。
住宅ローンの借り換え
住宅ローンの借り換えも家計の見直しのひとつです。
返済期間を短くする、あるいは金利が大幅に下がっている時などを見計らって差額分で得をする方法をオススメしてくるでしょう。
もちろん、住宅ローンの借り換えにともなう手数料を差し引いても大きな差額が出るのであれば、検討をするメリットがあります。
この場合には、ファイナンッシャルプランナーに専門的なことを相談することそのものが商品になります。
資産運用(投資)
それぞれの人がもっている資産をどのように活用していくのかは、「お金を殖やす」うえでとても大切なことです。
今の低金利ではお金を保有しているだけではなかなか「殖える」ということはありません。
それに加えて、元本が保証されているので安心だと言われる「預貯金」にもリスクはあるのです。もし、預貯金のすべてを「円」でもっていた場合、インフレ(モノの価値が上がること)が続けば、保有しているお金の価値は目減りします。
今、100円で買える食パンが、1年後2%のインフレをしたとしたら、預貯金でもっているお金の価値は2%だけ下がる(正確には銀行金利の分を差し引きます)のです。
そのため、よりリスクを分散しながら資産運用をする方法をファイナンシャルプランナーはオススメするでしょう。
この場合、住宅ローンの借り換えと同じように、専門の人に相談することそのものが商品になります。
マネーセミナーはいろいろなことを学べる
日本FP協会が認定するAFPやCFPといった資格をもっているファイナンシャルプランナーの人は「くらしとお金の専門家」です。
ファイナンシャルプランナーの話を聞くことで、「くらしとお金」について、参加者が不安に思っていることを解消する手助けになるはずです。
とくに、資産運用に関しては有料のセミナーもあるので、そうした話が無料で聞けるというのは大きな経験になります。
上でも述べたように、マネーセミナーに参加したからといって、すぐに「保険に入りなさい!」などの勧誘を受けることはほぼないはずです。
ライフプランを整理してから参加するのがベスト
マネーセミナーに参加する場合は、自分のライフプランを整理してからのほうがオススメです。
ライフプランとは?
ライフプランというのは、結婚や出産、子どもをどうやって育てるか、老後はどのように生活をするかなどの人生の計画を「お金」という側面で考えることです。
つまり、それぞれの人が「理想とする将来像」に向けてどのように計画を立てるかがライフプランだと言えます。
ライフプランを整理すれば相談もしやすくなる
ライフプランを整理しておくことで、ファイナンシャルプランナーとの相談もより具体的なものになります。
また、余計なものをオススメされたとしても、「それは必要ありません!」と強い気持ちで断ることもできるのです。
ライフプランは大まかでもOK
ライフプランナンてどう立てていいのかわからない…
そのように不安ももつ女性もいるかもしれませんが、ライフプランは大まかなものでOKです。
例えば、
Q 結婚をする予定があるか?
Q 子どもは欲しいか?(何人の子どもに恵まれたいか?)
Q 専業主婦か共働きか?
Q 住宅は持ち家か賃貸か?
Q 老後の生活はどのように過ごしたいか?
上記のようなことをまとめておけば十分です。
まとめ
お金のことはなかなか家族や友だちに相談できない…
と悩む女性は多くいます。
マネーセミナーはそうした女性にとって、さまざまなことを学べる機会のひとつです。
自分自身の理想の将来像を大まかにでも描いていれば、セミナーに参加することは怖いことではありません。
上記のことをアドバイスすると、同級生も安心したのか納得したのか、「マネーセミナーに前向きに参加してみるよ!」とにこやかな声で話していました。
あなたにとってマネーセミナーが学びの機会になりますようにーー