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あなたの入っている保険は散らかっていませんか? 私が保険をシンプルにした理由

 

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保険に入ってはいるけれど、内容がよく分からない…

保険にたくさん入っていて、何がどうなっているのか分からない…

 

日本は約8割もの人が何らかの保険に加入している「保険好きな国」と言われています。

 

でも、「あなたがお入りになっている保険はどんなものですか? 保険料は? 保障内容は?」と聞かれると、はっきりと内容を答えられる人は少ないのではないでしょうか。

 

好きな人の血液型や星座、誕生日は忘れたりはしないのに、どうして保険の内容を覚えていないのでしょう?

 

 部屋の中がモノを出しっ放し使いっぱなしにしていたせいで散らかっていたら、必要なものを探すのに時間がかかったり、とうとう見つからなかったりという経験をした人も多いと思います。

 

面倒なことでも、その場で整理整頓をしていたら、大切なものが見つからないというストレスのない生活ができるはずです。

 

保険にも同じことが言えます。もし、中身も分からずに散らかったままにしておいたら、本当に必要なときに使いものにならなかったり、受け取れるお金の請求を忘れてしまったり…

 

そのようなことがないように、まずは散らかったままの保険をきちんと整理整頓してみましょう。

 

保険を整理整頓するために

保険を整理整頓するには、まず、保険に入っているのかどうかを確認してみましょう。

 

保険が切れていないかどうか?

保険に入る手続きをしたから、それを確認する必要なんて…

保険に入ったまま放ったらかしにしていると、もしかしたら、保障が切れているかもしれません。

そのようなことがあったら、「せっかくお金を払っていたのに! 」という気持ちになってしまいます。

まず、自分の入っている保険の保障が続いているかを調べましょう。

 

保険の内容をどうやって調べるの?

保険は入った後に、必ず保険会社から「保険証券」というものが契約をした人宛てに送られてきます。

「証券」と聞くとものものしい感じがしますが、これは申し込みをした人と保険会社との間で交わされた契約書のようなものです。

そのため、証券のなかに保険の内容のすべてが書かれています。

 

保険証券がないときは必ず再発行を

証券は保険契約が続いていることを証明する大切なものです。もし、探しても見つからなかった場合には保険会社に連絡をして再発行をしてもらいましょう。

 

保障期間を見てみましょう

証券を手にとって見るべきところは、「保障期間」と記入されている箇所です。
ここで「終身」となっていれば保障は一生涯続きます。もし、「60歳」や「80歳」などと年齢になっていたり、「10年」と期間が書かれていた場合はそこまでで保障が切れてしまいます。

 

 保険料はどれくらい払っているの?

 次はお金の確認です。

月々にまたは年毎にどれくらいの保険料を支払っているのか、保険証券を手にとってすべて計算をしてみましょう。

一般的に、家計に入ってくるお金(社会保険料を除いた手取額)の1〜2割が保険料の適性額と言われています。

もし、その額を保険料が超えている場合は見直しの必要があります。

 

保険料の払込期間を見てみましょう

どれくらいの期間、保険料を払わなければいけないのかも大切なポイントです。

保障が一生涯続くものに入っている場合、保険料の払込期間も一生涯の「終身」になっているかどうかを見てみましょう。

例えば、「年金生活」に入ると収入が減るので、その際に保険料を払わないで済むように払込期間を「60歳」や「65歳」に設定していることもあるかもしれません。

 いつまで払うのか、というのはそれぞれの人の「ライフプランニング」によって異なるので、「これが正解!」というのはありませんが、少なくとも今後の支出をしっかりと分かっていることは大切です。

 

保険証券の種類を確認する

 保険証券の種類はさまざまありますが、まず確認をしなければならないことは、その「保障」の内容がどのようなものなのかを知ることです。

 大きく分けて以下の2つに分けられます。

生命保険

万一の死亡や病気、ケガなどに備えた保険です。

一般的に生命保険と呼ばれるもので、死亡や病気、ケガをした場合に「保険金」が支払われるタイプのもの。

「個人年金保険」なども保障の内容は「死亡の保障」ですから、生命保険にあたります。

損害保険

自動車保険、火災保険、地震保険など、実際に起きた損害に対して「保険金」が支払われるタイプのもの。

自動車を運転する人はほとんが自動車保険に入っていると思ので、「損害保険」のイメージも湧きやすいのではないでしょうか。

 

生命保険は分かりにくい…

「自動車事故を起こしたら、保険の担当者の人や保険会社にすぐに電話をして…」

損害保険は、実際には「損害」を与えたり受けたりした場合、すぐに電話をする人が多いと思います。

そのため、自動車保険の内容を何から何まで分かっていなくても、「保険金」の請求を忘れるということはありません。

それに比べて、生命保険はどのような時に「保険金」を請求するべきなのか分かりにくいと言われます。

 

例えば、こんなことも…

生命保険のひとつと言われる「個人年金保険」は、60歳や65歳まで保険料を払い続けて、決められた期日を迎える(満期)と年金の支給が始まります。

 これが生命保険に分けられる理由は、「死亡の保障」があるからなのですが、「年金」のためだけの保険と勘違いをしていると、「死亡」した時に保険金の請求を忘れてしまう…ということも起こっています。

せっかく入っている保険なのですから、どのような保障があるのかは分かっていないと思わぬところで損をしてしまうのです。

 

生命保険の保障は4つに分ける

生命保険の保障は大きく4つに分けることができます。

死亡の保障

万一の「死亡」についての保障です。死亡した場合に保険金額がどれくらいなのかを見ておきましょう。

先ほども書きましたが、「年金保険」も基本的には死亡の保障になります。

最近の死亡保障の保険では、「高度障害」状態についても保障しているものがあります。

高度障害状態と言うのは、「両目の視力」や「言語やそしゃくの機能」を「全く永久に失ったもの」など、日常生活をする上でかなり不自由になる状態を指します。

高度障害保険金の受取りとなる高度障害状態に関しては以下のサイトを確認してみて下さい。

Q.高度障害保険金を受け取れるのは、どんなときなの?|公益財団法人 生命保険文化センター

医療の保障

 病気やケガで病院に入院したり、そこで手術を受けたり、また通院をした時の保障です。

ガンに罹った時に役に立つ「ガン保険」もこの医療の保障に当たります。

介護の保障

40歳から課税の対象になる公的な社会保険にもありますが、民間の保険会社も「介護保険」というものを販売しています。

介護保険は「要介護状態」になった時に保険金が支払われる保障です。この「要介護状態」はそれぞれの自治体によって認定を受けますが、保険会社によって介護保険金が支払われるかの条件は異なります。

学資の保障(こども保険)

 子どもの入学や進学に合わせて保険金が支払われる保険です。

学資保険や子ども保険の保障は、契約者(子どもにとっての父や母)に万一のこと(死亡)があった場合、その後の保険料は免除されます。

また、死亡保険金に関しては小額であることが一般的です。

 

調べたらそれをメモにまとめておく

私たちは、毎日使うようなものでなければ、ずっと覚えておくことはできません。

とくに、保険などはどのような内容なのかは忘れてしまいがちです。

調べ終わったら、ノートやスマートフォンなどに、保険料や保険期間、保障の内容を簡単にメモしておきましょう。

 

保険証券をひとつのファイルにまとめてみましょう

それぞれの保険料、保障内容、保険期間などを忘れないようにメモを残したら、次は保険証券をひとつのファイルにまとめておくことをオススメします。

 病気になったり、自動車事故を起こした時、すぐに内容が確認できるように保険証券を管理するためのファイルをひとつ用意しておきましょう。

ひとつににまとめておけば、家族全体でどのような保障に入っているのかを見渡すこともできて、保障が重複していたり過大になっているものに気付くきっかけになります。

 

整理整頓したからこそ、保険をシンプルにすることができます

散らかっていた保険を整理整頓することで、不要な保障や足りない保障を知ることができます。

保険をシンプルにすることで、余計な保険料を払わずに済むのです。

 

シンプルにするために考えること

保険をシンプルにまとめるためには、それぞれの家庭において「これだけは必要!」と思える保障を選びます。

例えば、死亡保障は、家計を支える働き手に万一のことがあった場合に、家族の生活を守るためのものです。そのため、独身の人や子どものいない共働きの夫婦にとって、死亡保障の保険に入る必要はほとんどないのです。

死亡の保障

医療の保障

介護の保障

子どもの教育費の保障

4つの保障のなかで必要のあるもの、ないものに分けてシンプルにすることで、保険金の請求を忘れたりすることもなくなります。

 

シンプルにするために、私が実践していること

私は現在独身で子どももいないので、保障として必要なものは「医療」のみです。

リスクがもっとも高いのは、私が長期入院をした場合にサポートをしてくれる人の経済的な負担です。

私自身の入院費や所得の減少に関しては公的な社会保障があるので大きなリスクにはならないので、母や父などが見舞いにくる時の経済的な負担、また入院するのに必要な日用品などを揃えるための金銭的な保障をメインに掛け捨ての「医療保険」に加入しています。

私のライフスタイルでは、死亡や子どもの教育費のリスクはないので、現状では新しく保険に入る予定はありません。

どのような時に保険金が支払われるのかがよくわからないものは、保険をシンプルにする上で不必要なので、加入をしないようにしています。

 

ライフスタイルが変わった時に対応ができる

保険をシンプルにしておくと、もしライフスタイルが変わった場合に選択肢が増えます。

結婚したり、子どもが生まれたからといって保険に入るかどうかはその時に考えますが、少なくとも今の段階で「がっちりと保障」で固めることの方がリスクが高く、どのような状況になっても対応がとれるようにできる限りシンプルにしています。

 

貯蓄のための保険は考えない

日本人は「掛け捨ての保険」を嫌う傾向があると言われます。

ただし、保険の基本は「保障」です。死亡保障のなかには貯蓄性のあるものもありますが、貯蓄をするのであれば他にも金融商品はあるので、保険で貯蓄を考える必要性は薄いのです。

あくまでも、現在の生活が破綻してしまうほどの高いリスクに備えるための「保障」であり保険ですから、「貯蓄のために保険を考える」ことはシンプルではありません。

 

まとめ

 散らかっている保険を整理整頓することで、より分かりやすくシンプルに「リスク」を考えることができます。

保険料も長く払うとすると大きな買い物ですから、シンプルにしておくと無駄がなくなります。

 

今すぐに散らかっている保険を整理して無駄のないすっきりとした生活を目指してみましょう。